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あなたの瞳から鳩がこぼれ落ちる。ぽたぽたこぼれ落ちる。テーブルに舞い降りた鳩は遊んでいる。鳩でいっぱいのテーブル。あなたの頭が降ってきて、ごちん、とぶつかる。鳩は一斉に飛び立つ。

わたしは再生ボタンを押す。

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ずっとぼーっとしてたんだけど。

なんか珍しい種類Kの昆虫Fが表れて、その背中が種類K*の昆虫F*に表れたりして、要するに綺麗だなって思ったわけ。でふと思ったんだけど、こんな風に「思う」とか言えたり、こんな風に文字を「書ける」のって久し振りだなーって。

真面目に書くと、私の体には血が流れてるけど、私に血を流したのは、私に命を与える作業担当者兼責任者の、とっくりの神様。沼の水を血管に流し込む。私は要らないって謂ったんだけどね、あとあと面倒だからって。だけど頂いちゃったからしゃーない、でも最近、やっぱり止ーめたって血管のキャップを開けてじゃばじゃば血を捨てたの。すると全然やばくて、あー死ぬっぽいな、けど危機が迫ってるのはすごいなって思った。

疲れた。

私を緊急脱出したい。私はもうだめだ。火星に移住しよう。私は私の祖国、そして私は私が侵略を受けた後しか知らない。度重なる徴兵、生産力の低下、環境問題。『私に優しい未来を』のポスター。何もかも、宇宙の彼方に。

私は、私が私のことを見捨てたと思うだろう。しかし私はきっと私を最も大事にするはずだ、私なんていいから私を大切にしなさい、と。私は私の燃えるところを見ている。私は私にさやうならを言う。宇宙では全てが無音だ。私が静かに燃えていく。酸素が放散して私は燃えるのを止める。見えなくなる。

私の肉体はかろうじて原形を保っていた。また苦しい。また血管のキャップが緩む。また「思う」なくなる。

6/27

天涯孤独の子犬コーギーはハンパなくかわいい。もうヤバい。たこ焼きの中から顔を出すのだと思う。同時に奴はめざとい。昨今のやかん泥棒は奴。三次元空間のゴッドファーザーは奴。あなたのペットは奴。時をかけるコーギー。短い奴。

お線路さま。電車が通る。水の上を通る。お線路さまの祭りは2017/7/15の13:30~。各地のお線路さまが集まって『なまずの逆再生~哲学における素人の議論分析~』読書会をやります。二次会もあります。場所は下北沢です。

だってさ。

6/23

クローゼットの窓から、ただ火が灯っているのが見える。涼しい夜ですから、ほどほどに本を、と影は揺れる。

氷水を飲む音がする。

6/20

水溜まりに鯉が。主張。「期間限定鯉であり、いつかの龍」

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ある王家の墓の透過光がスクリーンの底に溜まり、水面に鯉の模様が描かれておりました。わたしは言いました。「源泉を枕に眠り猫」鯉の模様は読みました。「沈黙し嫁風鈴の人形劇」水面は丁寧な出版を

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6/18

お天気なのです。非〝参ります〟の方を参りましたら、空気がぶかぶかで、ぶかぶかですから、ぼやけてねじれて。大丈夫かなと心配だったんですけど。広場を通りすぎて、狭い道の階段を歩いて行きまして、いやここら辺は狭い路地ばかり雑多なのでして、で高い建て物が浮かんでいるので影がちらちらと漂う。子供が遊んでましてね。私は最近全ての言葉が以下のように見えます、「今日も一か八かで絶対賢くなるか、飛び降りて不随ぶくってなるかずーっと、濾して、ぶかして、毛繕いして、蹴ってたんですけど眠いから深くていいよだったらぼくも笑っていいのかなぁ」。だあれもいないのですが、あれ郵便物の依頼をしているのが見えました。そんな風にお写真が街の至るところを形作っていまして、必ずお写真の隣に紳士なおじいさんがにこにこしていまして。私もああなりたい、そして少し悲しくなります。まぁ売ってたのですよ。売ってるんだーと思って、「これください」って申しましたところ奥から「そうね」って声がしまして。「わたしどうすれば」って、すると語り手が泣き出してしまいまして、お店の方が慌てなさって「あぁ、非言語機構が動力を絶縁させてる」って。私、語り手なのに語れないわ死ぬのよって。帰れないし行くことも無理、ただつとめて、歌も私何も言えないってありえないわ、だって、くっ、つっ、つなぁ。

 

クローゼット腐敗して落ちた。ぼくはいないわたしも。これはおかしなおはなし。

6/13

肌寒くて、そろそろ秋かなー、すると紫の上が庭見たいのってさ。布団から起きて庭見てて。しとしと雨降ってて。紫の上がもうせんといてええよ、終わりやからって、でもお願いしたら水星みたいないいよって言ってくれたとかだったと思うよ。で光源氏とか明石さんとか来て、なんでなんで?ええ調子やんなぁ帰って来てくれんとちゃうん?って抱きしめながらつまりさようならって、なんでくたくた猫みたいプツッてあかんのかねって笑ってて、光源氏に、一生泣いてるってのもあんま良くないよねって言われて確かにとは思うけど。庭が完全に停止してて、雨が、無粋な感じで天国なのかな。でそろそろ帰ってよ、死ぬよふふふって冗談っぽく紫の上言ってもうぼくも終わりなんだなって分かって。いいのかなー焚いていいのかなーって、コーギーがよちよち来てムーって言うんだもん。