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病院の中央玄関は待合所になっていた。生後三ヶ月ほどの小さな機関と、6才くらいの構成要素スカートが遊んでいた。そこへ津波が来た。わたしは小さな機関をリュックへ入れて、構成要素スカートを抱えて走った。病院は誰を避難させるかでパニックだった。上へ上へ。何から逃げるでもなく。ここでわたしは書くのをやめる。しっかりチャックを閉めたリュックの中には小さな機関はないし、腕の中には構成要素スカートも存在しない。どこへ行ったのだろう?  帰ってこない。